演技の喜びを探求する、俳優・声優養成所「ヴォイス&アクターズ道場」

意識(遠坂のえる)

現在行っている群読のレッスンの中で、普段は台本の段落一つ毎に順番に読み手を換えてレッスンを行っているのですが、今回のレッスンでは読み手を換えずに一人で朗読するというレッスンを行いました。
そのレッスンにて、私の朗読を聞いた他の道場生の指摘に「はやい」というものがあり、確かに読む速度には全く意識が向いていなかったと思い、次はどうしたら聞き取りやすい速度で読むことができるかを考えたところ、読む速度自体ではなく「文章の意味を捉え、その意味を伝える相手がいる」ということに意識を向けて読むように心掛けました。

結果として読む速度は抑えられたと思います、勿論他にも指摘された点はあり、さらには緩急の付け方など改善する点は多くありますが、意識をする、気づくということの大切さを改めて実感したレッスンでした。

今後も普段の生活ではあまり意識していないようなことを、意図的に意識するように心掛けてみようと思います。




【祐一からひとこと】
普段の生活で無自覚にやっていることを、意図的に意識してみる。
僕たちの表現の根幹をなす考え方ですね。
演技をレッスンすることは、日常生活そのもの、人生そのものに
必ずプラスになると僕が日々感じているのも
普段の自分の特徴を意識することで
僕たちは自分自身を見つめ直すことが出来るし
「もっとこうありたい自分」を演技表現という形で
やり直すことが出来るからです。

人前で表現する量(ボリューム)が増えると
当然上手くいかないことも増えるけど
こうして自分について意識、気づきを続けていけば
もっともっと演技が楽しくなるよ!

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