おはようございます。
星組 土岐頼慶です。
先日は、現在取り組んでいる翻訳物のシーンスタディと
ラジオドラマの稽古をブースを使って行いました。
最近では、落ち着いた役を多く回して貰っていたのですが、
今回は、とても感情の落差が大きい役をやらせて頂いているのですが、
今まで、演じてきた役は、割と察する事が多かったので、
台本を読む際のサブテキストもそういった観点で役作りを、行ってきたのですが、
今回の役は逆に察しない事が求められており、
今までとは違うベクトルで作る事に大変戸惑っております。
前回、佐藤さんに考え過ぎるなと指摘され、
ようやく演じている役と自分の思いとの溝が少し埋まったように感じました。
一つ役で得た事をそのまま使用するのではなく、
状況と場面に合わせて柔軟に対応出来るように今後気を付けて
いきたいです。
次回のレッスンでは、もっと「その人」になれるように、
舞台に自分を置いていきたいです。
土岐
【祐一からひとこと】
日記ありがとう。
今回の翻訳ものでの役の希望は最初は意外に感じましたが、
苦手なタイプに挑戦したい気持ちを強く感じました。
役の行動と自分の心理の間に整合性を持つのは、
いつでも俳優を待つ大きなハードルの一つです。
整合性を持ちキャラクターを立体化する為
役の心理をあれこれ考えるのはとても良いことですが、
考えた上で相手役たちの出方を受けて、全捨てする勇気も時に必要になります。
それはケースバイケースで一言で言いきれるものではないのですが、
その駆け引きこそが演技の妙、ライブの魅力だと僕は感じています。
プランはちゃんとあるけど柔軟でもある。難しいけれど挑戦しましょう!