お疲れ様です。櫻田将平です。
6月8日の倉持さんのレッスン「俳優のためのアレクサンダー・テクニーク」の感想を書きます。
僕は演技の時に自然に動くにはどうすればいいのか、という質問をしたのですが、
その時に、相手役と対峙しているときの、いわゆる「居方」や、
人とすれ違うときの体の動かし方などを実際に見てくださり、
体をもっと自由に動かす(相手と常に正対せず半身になったり、捻転するなど)ことや、
常に舞台上の物を意識の輪の中に入れて行動することで、
自然に動けるということを教わりました。
また、意識は舞台上や観客席まで広げて、自分の中に入れることで、
緊張を受け入れることができるとも教わり、大変勉強になりました。
ぜひまた、倉持さんの授業を受けたいです。
【主宰からひとこと】
講師に質問禁止の演技レッスンを、過去に受けた方からは驚かれますが、
道場ではどんな初歩的な疑問や、聞いてもどうしようもないと感じるような質問でも
ドンドンしてほしいと思っています。
それに応えられるかどうか、受講者が講師を判定判断する機会は多い方が良いからです。
演技レッスンすることで私自身も成長出来るのは嬉しいです。
だいたい演技レッスンで講師に「質問禁止」だなんて非常識だと感じます。講師は聞かれてなんぼです。
アプローチの仕方、言葉の選択は違っても、
演技表現について私と「同じところを見ている」実感のある方々に道場のレッスンをお願いしています。
演技中自然に動くにはどうすればいいのか・・・など、
マニュアル通りの進行しかしないレッスンでは決して解決出来ないジレンマを
絡まりがほぐれるように糸口が見つかる快感を伝える喜びは
本人だけでなくレッスン講師にとっても大きな嬉しさです。
もちろん人の表現力というのは一度掴んだつもりでも感覚がゆるくなったり、
実力を維持している心算でもいつの間にか地盤沈下を起こすこともあります。
でもそうした時に、自省出来るメンテナンスの能力、考え方、実行するスキルを
手にしてほしくてこれからもレッスン展開を考えていきたいです。