演技の喜びを探求する、俳優・声優養成所「ヴォイス&アクターズ道場」

十人十色の見稽古(棚本瞭汰)

10月も終わり、暑さもやっと収まってきました。
最近は、もうすぐ学生じゃなくなるのかぁ、とか思いながら役者の勉強をしています。

僕が現在所属してる事務所に入ってからまるまる1年経ちました。
時の速さを実感します。
光陰矢のごとし。
近頃は少々金銭的に心もとないこともあり、
舞台に立つことより事務所のイベントの手伝いでマネージャー紛いの仕事とかが多く、
いろいろな人の演技に触れる機会がさらに多くなりました。

そこで思ったのは、まず。
舞台に立ちたい!
でした。
まったく節操のない。

それでも舞台裏や音響さんの隣で、舞台の演者さんを見ていると、
僕だったらこうしよう。
ここはこの方が見栄えがいいかも。
あの表現は真似したい。
とか、そんな気持ちがふつふつ湧いてきます。
いろいろな台本、十人十色な演者の皆さん。「見稽古」が捗ります。

嬉しくなったのが、そういった手伝いなどを通して、
様々な方々と知り合う機会を得られたことです。
そのおかげで頂いた仕事もあります。
こうやって人と繋がっていくんだな、と若輩ながらに納得しました。

日進月歩、とはいかなくても粒々辛苦。
酸いも甘いも味わいながら役者として生きていこう。
11月と、なんとも中途半端な時期ですが、そう改めて心に留めました。




【祐一からひとこと】
俳優・声優は基本的に、出番を「待つ」のが仕事です。
待っている時間をどう過ごすかがその人を形成していきます。
自分だったら・・・という観方を維持すれば何でも吸収出来る、
無駄なことなどないと僕自身感じています。

夢に対して「節操がない」、大いに結構ですよ!!!
自分だったらここをこうするのに・・・
具体性を持ってその時に備え、あるべき自分に近づきましょう。

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