今回の台本は、長い台詞が役それぞれに割り当てられている。
これを覚えるときに頭から文字列を記憶しようとしたけど、
あまり効果的な方法ではなかったです。
全部まとめて覚えることを考えず、
エピソードごとに少しずつ覚えていくことにしました。
台本を読んでエピソードごとに分けて、
一つ一つの話を覚えていくようにしました。
時間は掛かってしまいましたが思い出す。
キーワードが頭に残るので、やり方としては良かったと思います。
しかし実際に人の前に立つと台詞が出ないー。
不安でいっぱいになってしまい頭と身体が上手く機能しませんでした。
2ページ弱の台詞なんて読んだ時がなかったのでいい経験になりました。
この長台詞は感情が激しくなることがあまりないので
おちつけばきっと反復していればできるようになります。
だがこれ以上に苦手なのは、
ちょっと長めの台詞で感情的にたたみかけることです。
頭で思い出しながら言葉に出すと台詞が止まってしまう。
その時に呼吸も止まってしまうので
最後まで息が続かないということがあるということが多いのが悩みです。
まだ解決法は考え中ですが、
一つ一つ問題を片付けていきこれからに生かしていきたいです。
【祐一からひとこと】
今回の台本、ハードルの高さにギリギリまで決定を迷いました。
特に長台詞はやらせるべきかどうか、半年前だったら
将浩くんにも挑戦させてなかったと思います。
記憶力の訓練だけなら、会話劇でも相当量の台詞に
立ち向かえるようになって嬉しく見ていましたが
独り長台詞というのは自分の心を見据える孤独な作業が必要で
その難しさの先に広がる価値を想像出来なければ、
無意味な挑戦になる可能性があるからです。
大変な挑戦をさせているけど、今なら立ち向かえるはずと思いました。
果敢に取り組んでくれて、昨日のレッスンでも目頭が熱くなりました。
自分で自分の課題を客観視する視点も安定してきて
その成長ぶりが何より嬉しいです。
必ずもっともっと良くなるよ!僕も全力でサポートします。