演技の喜びを探求する、俳優・声優養成所「ヴォイス&アクターズ道場」

映像・現場・舞台…表現者であること(清水雅子)

書き始めが思い浮かびません…
いつもふわふわしている私でもあたたかく受け容れてくれる道場に甘えっぱなしな清水雅子です。

先日、初めてテレビの現場へ参加させていただきました。
少し長くなりますが、そのことを書きたいと思います。

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こんな案件ありますよ~という連絡が一斉に流れ、今回は書類審査があったのでプロフィールを送りました(道場生プロフィールにアップしてあればそれでOK!)。
余談ですが、私はずっとアップしようアップしようと思いつつ…だったため、改めてプロフィールがウェブ上にあることの大切さを知りました。
希望すればウェブ上にアップしてもらえる道場のシステムは、外部のオーディションや自己PRにもなります!

写真とプロフィールを送り書類審査の結果を待つ…ドキドキ。
実は書類審査含めオーディションを受けるのは今回が初めて。
そんなこんなで暫く待っていると「決まりました!」との連絡が!
そして驚いたことに、応募時には台詞なしのエキストラとあったものが、いただいた連絡には「台詞増えました」の文字…初めての映像で役付きに。
香盤表、台本…衣装など当日の不安が大きくなりすぎて、道場へ駆け込み佐藤さんに相談。
佐藤さんにいろいろ伺って、不安より楽しみな気持ちが大きくなり、結果を待つドキドキとは違うドキドキ。。。

台詞を覚えるにしてもどこか不安、衣装は?メイクは?
とにかく考えうる準備をすべてして臨もうと思い当日を迎えました。
きっとひとり変な緊張感を漂わせていたのでしょう…
出演者やスタッフの方にとても親切に、お気遣いいただき、なんとかなる!大丈夫!という気持ちにさせてもらえた、本当に素敵な現場でした。

映像(撮影)は、舞台とは違い、シーンより細かいカットで何度も何度も芝居をします。
いったりきたり、アングル変えたり飛ばしたり戻ったり。
何もかもが新鮮で、そんな中で演じるとは何か…を考えたりもしました。みなさんの見せ方、魅せ方はさすがだなぁと、私ももっと研究しなきゃ!と痛感。
撮影中はそこにいることでいっぱいいっぱいで後から感じたことですが…
私以外のみなさんは事務所に所属し、これまでに何度も現場を経験されてきた方ばかり。たくさん観察…勉強させていただきました。
「こんな現場まれだよ~」と言われましたが、本当に楽しくて楽しくてとても貴重な時間を過ごすことができました。

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道場には映像・舞台問わず様々な案件がくるので、レッスン生でも現場を経験する機会・チャンスがたくさんあります。
今回参加させていただいた撮影も、その中から決まった案件です。

いろんな養成所やレッスン、WSや事務所を見てきましたが、道場ほど平等で公平に、誰にでもチャンスがあるところは少ないです。
レッスンだけでは体感できない現場という空気感に触れる機会が身近にあることは本当に貴重なことです。

私はいつも、恵まれた環境と周囲の人たちに感謝しながら、たくさんの経験をさせていただいています。
そのたび、悩みが尽きず更に増え…苦しいこと辛いことがいっぱいです。
それでも表現者をやめられない、やめたくないのはなんでだろうな、と最近よく考えます。

…とりとめなくなってしまいました。
書き始め同様、締めの言葉も思い浮かびません。
ので、このあたりで終わります。

拙い文章ですが、読んでくださった方に少しでも何か伝わればいいな、と思います。




【祐一からひとこと】
初TV出演おつかれさまでした。
道場では基本的に「役付き」で現場に行ってもらうようにしていますが、
予算等の関係で、ギャランティがエキストラ・ランクの案件も説明付きで紹介することがあります。
エキストラと一言で言っても、朝から晩まで場面ごとに違う人間として各場面に駆り出されるエキストラと
その場面のその人として撮影参加するシーン・エキストラがあります。
エキストラの案件でもシーン・エキストラであることにはこだわっています。
ギャランティも、ジュニアランクで仕事をしていただいた場合でも、
ご本人に手取りで全額に近い額をお渡ししています。
他の養成所を経験して来た方たちから、「3倍以上の額です。」と云われる度、
僕自身努力が報われる嬉しさを感じています。
各案件に挑戦するしないはあくまで個人の自由です。
気軽に自由に(もちろん責任は持って)出演出来ることが大切だと考えています。
今回の主人公に絡む役、好評で嬉しかったです。
これからも喜んでもらえる案件をドンドン紹介していきますね。

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