演技の喜びを探求する、俳優・声優養成所「ヴォイス&アクターズ道場」

補講システム活用中(根岸瑞穂)

この道場には、「補講」を受けられるシステムがあります。
講義と講義の合間や、
講師と道場生のスケジュールさえ合えば講義終了後や他の曜日でも補講が受けられます。
補講の内容は道場生によって様々で、弱点を補強したいという人もいれば、
オーディションや仕事の下準備をする人もいるようです。

私も補講を受けさせていただいている者の一人です。
内容は、というと「好きな題材をもってくる」です。
興味がある脚本なのに演じる機会がなかなか無いとか、
感銘をうけた作品とか、
とにかく好きな作品とか、
とにかく「自分が演りたいもの」を持ってきます。

「なあんだ、好きなことやってるだけかぁ」と思われるかもしれませんが、
これはこれでプレッシャーもあるのですよ☆
自分で選んだからには言い訳出来ないですし、
途中で「やっぱやめた」っていうのもしたくないですし!
演ってみたいものは様々ありますが、
最近気になっていますのは、「リア王」。
まさにそのリア王を、もし私が男性だったら演じてみたいなぁとずっと思っていたのです。
まだしばらくは目の前の題材に取り組んでいますが、
こんな目標があっても悪くないのかもしれません。

さて、次回も頑張ります!




【祐一からひとこと】
通常のレッスンでも漠然とした印象感想や一般論は避け、
一人ひとりにそれぞれ違うことをアドバイスすることを
毎回自分のテーマにしています。

と同時に私が吟味したテキスト以外の、
各受講生が抱えている(またはやりたいと願っている)
どんな題材を持って来られても、その場ですぐ的確なアドバイスが出来なければ、
演技レッスン講師として資格がないと思っています。
道場に毎週来る仕事がオーディション対策として始めた申請制の補講レッスンですが、
こうして活用してくれるのは大歓迎です。
どんな題材もぜひ持ってきてくださいね。
その場で自分がすぐさま、いかに有意義なアドバイスが出来るか・・・
そのスリルが私自身を鍛えてくれる気がします。

女優がシェイクスピアの男の役に挑戦、
僕の大好きな英国のキャサリン・ハンターもリア王役で来日公演も行っているし、
バネッサ・レッドグレイブがロンドンのグローブ座でプロスペローを演じていました。
男役の声を無理に作るより、
役の立場での喜怒哀楽をいかに自分に置き換えるかを念頭に演じてください。
補講で観られ、その場でブラッシュアップしていけるのを楽しみにしています!

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