演技の喜びを探求する、俳優・声優養成所「ヴォイス&アクターズ道場」

撮影現場で(櫻田将平)

僕自身は脇役でしたが、出演者の一人がアクシデントで当日来られなくなって、
急遽別の人が代役で呼ばれたのですが、
やはりなかなかセリフを覚えきれずに、何度か撮り直したシーンがありました。

俳優である以上自分にも起こりえる話なので、
本当に台本を覚える力は鍛えておこうと改めて思いました。

しかし、監督さんが気さくなかたで、撮影が押しているにもかかわらず、
主役の人だけでなくぼくたちにも冗談をいったりして、
現場を和ませてくれました。

僕の出番は多くありませんでしたが、
はじめての職業の役でとてもやりがいがありました。
ただ、アドリブで演技をするときに、
この場合どういう風に仕事をするのかイメージがなかなかつかめなかったので、
また同じような役をもらった時のために、
普段からその職業の方の動きをよく観察しておこうと思いました。
今回に限らず、色々な職種の人の働いている姿を見る機会があったら、
しっかりと観察して、演技の参考にできるようにしていこうと思います。

これからもいろいろな撮影案件に、挑戦していきたいです!




【主宰からひとこと】
Show Must Go On
何があっても本番は続けなければならない。という意味の
私の好きな言葉があるのですが、
その通り、現場にはアクシデントやトラブルは正直付き物で、
それに負けずに何が何でも自分のベストの仕事を置いてこなければなりません。

今回、そういう場を目の当たりにして、
緊張したり大変だったかもしれませんが、
無事撮影が全て終わった今、
そういう経験を将平さんが出来たことそれ自体が良いレッスンで、
道場に毎週来る出演依頼に貴方が勇気を出して
挑戦してこの経験をしたことを良かったと感じています。

大変な時にも現場のムード・メイカーになったり、
見てないようで細部もきちんと把握しながら
やるべき仕事を着実にこなしていくスタッフ、キャストと接するたび、
私自身気が引き締まり、
その存在と仕事ぶりから元気の素をもらう気が毎回します。

きちんと準備が出来た状態で本番の現場入りすれば、
そこから先は本番そのものがご褒美のように感じることもあります。
アクシデントやトラブルに対応出来る自分でいることと、
楽しめる状態で本番に臨むことは表裏一体で、
そうなれる為の「自分のもっていき方」を伝えたくてレッスンしています。
そしてレッスンしながら毎週来る芸能案件で
現場を踏んでいってほしいといつも思っています。

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