土曜日のクラスに所属しております玉腰です。
普段は道場で稽古しているわけですが、
この前、と言っても一か月ほど前に、舞台に出演致しました。
JUDY〜The Great Unknown Squadron〜
と言う、戦争がテーマの舞台で日本軍の軍人役をやらせて頂きました。
道場には芸能案件が降りてくる事が結構あって、
今回もそうで出演希望させて頂いたのですが、
いざ出でみると結構大変。
普段より自分が出る比重が重かったり、
癖なんかの指摘も本番仕様で厳しかったり、
そもそも知らない人達とやるのに慣れてなかったり
最初の内は戸惑いました。
良い歳こいて何言ってんだって話ですけども。
ただ一方で、長時間の稽古に対する耐性だったり、
舞台をやるということに対するカンの様な物であったり、
普段の稽古から活かせるものも多々ありました。
そこは普段から実践形式でやってる甲斐があったなと。
結果として舞台は成功を収める事が出来ました。
お客様にも喜んで頂けて何よりです。
これを味わってしまうと苦労が報われる反面、
どんどんやめられ無くなっていくわけですが。
芝居は麻薬だとよく言ったものです。
先の話ですが、次の舞台も決まりました。
禁断症状が出ない様に続けていけたらと思います。
それでは失礼致します。
【主宰からひとこと】
6月は、新たなキャスティング提携先からの芸能案件や
以前出演した方への同じスタッフからの個別出演依頼を含めると
1ヶ月で16件の芸能出演案件がありました。
その中の一つとしての上記の緊急な舞台代役案件でしたが
裕紀さんの希望で早速プロデューサーに
実際の通常レッスンでの演技を観てもらい、
演技力について安心してもらえただけでなく、
当初代役で用意されていた役よりも
ボリュームある役への変更を制作側から提案されたことは
私にとってもとても嬉しい展開でした。
通常のレッスンでも実際の現場に出来るだけ近い『擬似体験』を
毎回してもらうことを心がけていて、遣り甲斐ある役を
長時間、演じては振り返りアイディアを交換し
また演技する繰り返しの中で現場の緊張感に負けない集中力と、
自分の感性を技術に載せて伝えていく
演技力を身に付けていってほしいと思っています。
続けての出演になる、今秋の公共劇場制作の次回舞台も
伸び伸びと、稽古場で自分を試して
可能性を広げる体験をしていってくださいね。