宙組の斎藤謙一です。
今日舞台のオーディションに落ちたという連絡をもらいました。劇団東俳50周年記念公演『法廷の銃声』の最終審査でした。
今年も半年経とうとしているのに、まだ活動出来ていません。情けない限りです。
動いてない訳ではないんです。今年からボイトレも始めたし、最近はエクササイズにも通い出しました。昔の行動力と比べたら雲泥の差です。
それでもまだ足りないと痛感させられてる昨今です。せめて容姿が優れているとか、表現力・感性がずば抜けているとかあればなあ‥‥無い物ねだりですね
不器用な上に、向いていない業界に足を突っ込んでしまったことに後悔はしてませんが、明日からまた各駅停車の自己精進に励もうと思いながら文字を打っています。
愚痴日記でした。
【祐一からひとこと】
愚痴日記ありがとう(笑)、いやいや本当の話しこうして書いて自分で自分に
言葉にしてあげるのは大切なこと。いつか今とは違う気持ちで読み返したいね。
僕ももう20年以上、ほぼ毎週何かしらオーディションには落ち続けています。
落ちるのに慣れたかって?トンでもない!年取ると心が傷つきにくくなるなんて大嘘。
毎週凹んで毎週なんとか復活しているだけです。
不器用で何が悪い!世の中自分は生きるのが下手だと思っている人の方が多いと思う。
不器用な人間が一生懸命伝えるから伝わるものって絶対あって、
その強力な魅力を僕は信じているし、伝わるものがあるのなら
「向いてない」って言葉は当てはまらないと思います。
僕は謙一くんの普段の演技を見ていて、器用さを感じているので
不器用という言葉に驚いたけれど、そうかそう思っているから
モチベーション高く演技できるんだと思い直しました。
だったら尚のこと不器用結構、自分を不器用と思うの結構!
僕自身、自分を不器用極まりない人間だと感じていて、今でもそうだけど
特に若い頃はその意識に押し潰されそうでした。
あの頃の自分にこの日記読ませたかったです。