お疲れ様です。先日先輩が出演している舞台を観に行きました。
作品は違いますが同じ作家が書いた戯曲を練習しているので参考になると思い観たのですが、
やっぱりレベルの高さに驚きました。
どこがうまいのか、他の人の演技とどこが違うのかなど考えながら観たのですが、
一番感じたのは基礎がしっかりしているということです。
たぶん感情は本を読み込んでいけばだいたいわかってくるものですが、
それの出し方や自分が思っている通りに出す、お客さんに伝えるのに一番必要なのは
発声だったり滑舌だったり声の高低だったり全部基礎的なものなのではと思いました。
身体の動きにもブレとかも全くなく
そこに立っているだけで自分ではなく役として存在していると感じました。
基礎は最近さぼりぎみでしたが、その大事さがわかったような気がします。
【祐一からひとこと】
お客様が観て、「俳優なんて楽な商売だな。子供みたいに感じたまま
泣いたり笑ったり喚いたりしているだけでいいんだから。」
そう思われるのが最高だと思います。
その状態を舞台上でカメラの前でマイクの前で作り出すのに
まさかこんなに修練工夫しているなんて夢にも思われない方が良い。
侑志さんが他者の演技を観て「なんかうまいなぁ」から
「どこがうまいのか」の段階に入ったことを嬉しく感じます。
表現で試行した分出来てきた自分の物差しで、
どこがどうだから私はこの演技を良いと感じるのか、を
言葉にしてください。
それがやがて自分の引き出しに財産になります。