演技の喜びを探求する、俳優・声優養成所「ヴォイス&アクターズ道場」

今年の目標(田村哲也)

花組の田村哲也です。
去年は年末に何本かお仕事をさせて頂きました。

「ボイスオーバー」のお仕事
ゆっくり喋ると間に合わない。
時間に合わせようとすると早口になり聞き取り辛くなる。
更に、聞き慣れない言葉や表現が多かったので、
聞いていて内容が理解しやすいようにするのに苦労しました。

最初に時間を計りながら練習をした時に「無理かも」と
一瞬頭をよぎりました(苦笑

しかし、諦めては仕事になりません。
プロとして行く訳ですから
「すみません、無理です」
とは口が裂けても言えません。

そこで言葉の立て方に工夫をしてみました。
まず、文字数的に早口になる事はどうしようもなかったので
、あえて抑揚を大きめに使って喋るように・・・
そして、全体的に想定よりほんの少し早く喋り、
聞き慣れない言葉や聞かせたい言葉を
若干ゆっくりとしっかりと発声するようにしました。

自分で練習録音した物は、大分聞きやすくなりました。
新しい経験値を積ませていただきました。


もう一つ
「クロマキー合成での再現」のお仕事
1人1パターンで、8人程度の人が入れ替わり撮影していきました。
自分の出番は後半(というか最後でした)なので
スタジオへ入る時間が遅めになっていました。
スタジオに到着すると、スケジュールが早めに進行していたらしく、
予定時間よりも1時間以上早く自分の番になりました。

途中、動きや内容に修正が入ったり、
合成の兼ね合いなどで小物を使ったりと
細かく指示を貰いつつ撮影が進みました。
これにはアクションで覚えた「自分の間合いや距離感」が
大いに役に立ったと思います。
後は的確に指示を出して頂いたので、その通りに動くように気をつけた位でした。

スタッフやクライアントの方達は皆優しく、和気藹々とした雰囲気でした。

「ボイスオーバー」も「クロマキー撮影」も思いの外緊張しなかったなぁと、
帰りながら思い返していました。
毎週の道場のレッスン前の方が不安度が強い位です・・・なぜだろう・・・
良い現場に呼んでいただけて嬉しい限りです(笑

今年も顔張って、お仕事を頂けるよう「進歩・発展・向上」して行きたいと思います!

タイトルの今年の目標を書くの忘れてました。
【表現を大きく、あざとい位にやってみる】です。
皆様、今年も宜しくお願い致します。




【祐一からひとこと】
レッスンでの高いテンションなのに安定した演技を見て、
これなら大丈夫と安心して現場入りしてもらったけど、
期待以上にしっかり本番テイクを置いてくれて
大変嬉しかったです。現場でいろいろ感じ考えることが出来るのも
自分の心にハンドルの遊び的な余裕があればこそです!
今年はもっとたくさん仕事をしていきましょう!!

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