演技の喜びを探求する、俳優・声優養成所「ヴォイス&アクターズ道場」

同期の存在(いいだみか)

はじめまして、月組のいいだみかです。
道場に入って早7ヶ月になりますが、初めて日記を書かせていただきます。

私は道場に入るまで全く演技経験がありませんでした。
そんな私がこの間は同期三人で演技について語り合いました(照)


祐一さんの演技のお話もいっぱい聞けました。
その中でも一番心に残っているのは、
“いくつになっても努力を怠っちゃいけないし、演技はわからない。
80歳を過ぎた俳優さんが
「僕は80を過ぎてやっと、少しだけ演技のことがわかった」とおっしゃった”
というお話です。
80歳になっても少ししかわからないのに、19の私にわかるわけがない(笑)

演技ってわからないもの、ゴールのないものを追い続けているのかな?と思います。
だから、何度やっても悔いが残る。
もう一度やればもっといいものが作れるのに!って気持ちになる。

でもやっぱり演技って楽しい!!
言葉にするのは難しいけど、心から楽しいと思えている。やりたいって心が欲している。
そんなものに出会えたこと、演技ができる環境、私を産んでくれた母、
応援してくれている家族、親友、みんなに改めて感謝します。

そして、同期の存在を改めてありがたいと感じました。
みんな同じことで悩むんだな。そう思いました。
厳密に言うと、演技について悩んでいる部分は違うけど、自分の演技をもっと良くしたい。
という気持ちはみんな一緒。
やっぱりみんな得意不得意がある。
その中で、人と比べて焦っちゃったり、羨ましいと思ったり、
みんなの成長は著しく見えるのに自分だけ置いてけぼりを食らっているように見えたり…

でも、それがみんな一緒だった。
私が同期に思っていることは、実は同期が私にも思っていることだった。
そのことに気づけた。
きっとそこにいなかった同期も同じ気持ちなのではないかな?

違うことは違う、いいものはいい。
そう言ってくれる。
良き仲間であり、良いライバルである。
お互いがお互いに高め合っていける。
そんな尊い同期の存在を大切にしていきたいと思いました。

演技の成長って人それぞれで、
みんなに魅力があって、比べるものなんかじゃない。
私は私なりのやり方で私の進み方で成長していこう。

同期で語り合いながら私はそう思いました。




【祐一からひとこと】
初日記ありがとう。待ってましたよ。
今の自分を言葉にするってとても良いことだから。

全くの未経験だったみかさんにどうしたら演技の楽しさ、
自分という楽器が変わっていく喜びを伝えられるか、僕自身にとっても
挑戦の7か月でした。手応えを感じています。

演技の問題も解答もいつでも自分自身の中にあるものだけれど、
人は比較の対象がある方が、自分、という漠然としたものにも
基準を持ちやすくなります。
同期のメンバーからもたくさん刺激をもらって
自分だったらどうするだろう・・・と歩を進めてくださいね。

Post Comment