演技の喜びを探求する、俳優・声優養成所「ヴォイス&アクターズ道場」

思うだけに留めて(児玉健治)

ご覧頂いている皆さん、おはようございます、こんにちは、そしてこんばんは。
最近YouTubeで過去のアニソンを聴いては涙腺を緩ませてる、
虹組の児玉です(いらん情報失礼しました。)。

現在は、10月から始まった台本「ルート64」のシーンスタディの真っ最中です。
以前にも書いたように、ついつい説明的な芝居に走る傾向性が強い私は、
極力説明的な芝居を止めるように、感情をいちいち顔に出さず、
「思う」だけに留めて演じるようにしております。
しかし録画した自分の芝居を見てみると、所々なにやら不自然さが目立ち、
「あれ?」と疑問符が浮かぶものになっており、愕然としております。
何とかしたいと思うものの、
明確な解決方法が見つからず、頭を抱えてしまいます。
また感情が高ぶった芝居をしていると、
やたらと左手がぶらぶら動き出してしまう変な癖があります。
これも録画した自分の芝居で明らかになったのですが、
困ったことにこの癖、演じている時は全く気付いていません。
演じている時に癖を気にし出すとテンションが下がるし、
かといってテンション高くやると変な動きが出てしまう。
このバランスを器用に渡り歩ける必要があると痛感しています
(この「器用に」というのが一番苦手なんですがね…)。
台詞がない時の居方も課題です。当たり前ですが、
台詞がない時も「役」としてその場にいて行動しなくてはならないので、
ト書きにない芝居は本当に難しいです。
役者としてのセンスが問われるところですね。

こうやって自分の芝居を録画して復習するのは本当に必要だし、
プラスになるとつくづく感じます。

毎回レッスンに来て、最近自分の演技の引き出しが少ないのではと感じます。
もっと色々なものを見て吸収しないと、もっと貪欲に生きないとと思います。
なんだかまとまらない文章で申し訳ありません。課題を上手く言葉にできない…。
まだまだ課題は山積みで消化不良を起こしてますが、
負けずに食らいついていきたいと思います!




【祐一からひとこと】
途中、ドラマCD実習が入ってまたシーンスタディに戻って
僕の中でもいろいろな発見がありました。
声優として表現中の自分と向き合うことで、顔出しの演技中でも
発する声の種類を増やすことにみんなが貪欲になってくれたこと。
特に今回のような長台詞がある役を演じる時にはその意識が必要で、
実際声の幅がグンと広がったこと、とても嬉しく感じています!
録画し見直すことが出来るからこそ、実演時はアタマを空っぽにして
ただ「思う」、ただ「感じる」そして思わず動く、
話すことを繰り返し目指してください。
人間が無意識にやっている条件反射を意図的に再現する、
それが僕たちの仕事であり理想でもあります。

Post Comment