演技の喜びを探求する、俳優・声優養成所「ヴォイス&アクターズ道場」

立ち芝居とアフレコの二本立て(秋山直登)

おはようございます、星組 秋山直登です。

先週から新しいメンバーが星組に加わりました。
新しく入った人にはレッスン前の体操について、
僕達が体操の動きや意義を詳しく説明します。

何年間も毎週行っている体操の説明ですが、
変な癖になっているところを見なおす機会にもなっていますね。

また、何も知らない人に説明するので、
わかりやすく説明する筋道を考える練習ともなります。
たまに噛むので精進がまだまだ必要ですが…

さて、レッスンの方は立ち芝居とアフレコの二本立てで進んでいます。
立ち芝居は4分ほどの長台詞があり、助詞も含めて
一言一句間違えず感情表現を行うところに悪戦苦闘しています。

油断すると、長台詞以外のところをつまずいたりするので、
良い意味で毎回最後まで気の抜けないピリピリした緊張感を味わえています。

今回の課題も残り期間は長くないと思いますが、
長文にもっと自信が持てるよう仕上げていきたいです。

お読みいただきありがとうございました。




【祐一からひとこと】
身に付いたと感じる表現も、改めて「言葉にする」習慣をつけると
その時々の自分に更にフィードバックしやすくなります。
身体表現や緊張の出方なども言葉にして自分とおしゃべりすると
その効果や自身の状態に目盛りを感じることが出来ます。
雰囲気で捉えているか根っこを押さえているかの違いも見えてきますよ。
わかりやすく説明する難しさ、僕自身毎週感じています。

むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、
おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに

井上ひさしさんが創作の姿勢として繰り返しおっしゃっていらした言葉で、
実行するのはなんて難しいと痛感していますが、だからこそ挑む価値があります。
最初途方に暮れているように見えた直登さんの長台詞の場面に
今は安定感が出て来ているのを嬉しく思っています。

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